1106県との懇談会 - 中小企業支援とDX推進に関する議論
2024年11月6日(水)午後2:00~3:05に沖縄県庁で開催された県との懇談会では、中小企業のDX推進、IT人材育成、リタイア人材の活用などについて議論されました。参加者には中小業化同友会や県の各部署の代表者が含まれ、DX支援の充実や人材育成プログラムの拡充などの重要なトピックが取り上げられました。
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by araiai
会議の概要と参加者
会議名: 1106県との懇談会
日時: 2024年11月6日(水) 午後2:00~3:05
場所: 沖縄県庁
参加者:
司会 横江 (中小業家同友会政策副委員長)
星崎 (同友会政策委員長)
(同友会情報委員会)
仲間、高橋、新井、平田、伊波
(ITイノベ課)
(雇用政策課)
(中小企業支援課)
(デジタル社会推進課)
(情報基盤整備課)
会議のまとめ
1
DX伴走支援コンサルティングの充実
中小企業のDX推進のため、専門家派遣制度や支援プログラムの強化が必要である。
2
IT人材育成プログラムの拡充
専門学校や大学と連携し、ITリテラシー向上を目的とした教育プログラムを増やす方向で検討する。
3
リタイア人材の活用
ITリタイア人材の再雇用を促進し、中小企業でのIT支援に活用するための奨励金制度を検討する。
DX伴走支援コンサルティングの充実
(ITイノベ課長)は、中小企業のDX推進に関する専門家派遣を実施しているが、経営層に対するDXの理解を深めるための研修やコンサルタント育成が必要であると発言。また、各業界団体と連携して業界横断的にDXの取り組みを広げる計画を来年度に向けて検討していると述べました。
仲間は、現在の支援体制では対象となる企業数に対して支援の範囲が限定的であり、業界団体との連携を強化し、対象企業数の拡大が重要であると指摘しました。
IT人材育成プログラムの拡充
(雇用政策課長)は、ITリタイア人材と中小企業のマッチングを支援する取り組みを今年度から開始しており、女性や高齢者のITリテラシー向上を目指した多様な人材活躍促進モデル事業を展開中であると報告。また、IT人材の再雇用奨励金制度を検討し、企業でのIT活用を支援する計画を進行中であると述べました。
1
ITリタイア人材と中小企業のマッチング支援
今年度から開始された取り組みで、ITリタイア人材と中小企業のマッチングを支援しています。
2
多様な人材活躍促進モデル事業
女性や高齢者のITリテラシー向上を目指した事業を展開中です。
3
IT人材の再雇用奨励金制度
企業でのIT活用を支援するため、IT人材の再雇用奨励金制度を検討中です。
生成AIを活用した中小企業の支援
(デジタル社会推進課長)は、県庁職員のDX推進を強化するため、職員を対象にしたDXアンバサダープログラムを開始し、職員の通常業務の効率化を図るために生成AIの活用を促進中であると発言しました。
新井は、生成AIの活用によりDX推進の効率化が期待されると述べ、特に生成AIの導入に関するセミナーやワークショップを中小企業に提供していると報告。また、ITコーディネーター沖縄のメンバーで生成AIの研究会を運営しており、県のDX支援にも協力可能であると述べました。
リタイア人材の活用に関する追加議論
仲間はリタイア人材のIT活用について、企業の登録制度の活用が効果的であると提案し、アンケート調査などによりリタイア人材の実態を把握することが重要であると述べました。
(中小企業支援課)は、登録制度を利用することでリタイア人材の活用の可能性を模索することについて言及しました。
企業の登録制度の活用
リタイア人材のIT活用に効果的な方法として提案されました。
アンケート調査の実施
リタイア人材の実態把握のために重要であると指摘されました。
登録制度の可能性
リタイア人材の活用の可能性を模索する手段として言及されました。
今後の展望と課題
この懇談会を通じて、沖縄県の中小企業支援とDX推進に関する様々な課題と取り組みが明らかになりました。DX伴走支援コンサルティングの充実、IT人材育成プログラムの拡充、リタイア人材の活用、そして生成AIの活用など、多岐にわたる分野での取り組みが進められています。
今後は、これらの取り組みを具体化し、実行に移していくことが重要です。特に、中小企業のニーズに合わせたきめ細かな支援や、多様な人材の活用を通じたIT人材不足の解消が課題となるでしょう。また、生成AIなどの最新技術を活用しながら、県全体のDX推進を加速させていくことが期待されます。